2016年08月05日

希釈冷凍機 導波路 7 「入力同軸線 見積もり編」

熱流入レートを計算しました。

銀って、すごいですね。外形が1.6mmというのもあるんですが、メッキ厚が5umもあれば冷凍機の10mKステージを温めてしまうのに十分な程度の熱流入が見込まれました。ということで、銀メッキ線は、アウトー!


実際には約200uW程度の熱流入が最低温部で見込まれました。冷却能力は100mKで400uWですので、これでは到底冷凍機が10mKに冷えてくれませんね。

採用したのは1.19mmのキュプロニッケル線です。外部導体も内部導体も同じ材質です。減衰が少し大きくトータルで50dB+α見込まれますが、まぁいい値でしょう。お値段は少し高くなりましたが、この辺が妥協のラインです。安価なものが早く手に入ると、研究は進むんですけどね。結局最初の期待額の1.8倍程度となりました。はぁ。

お値段も高くなったので、事務発注です。安全に明確に税金が執行されるために、厳しい審査を経て発注されるのです。なぜこの会社なのか、だとか、どういう仕様なんだとか説明を求められます。なんかふにゃにゃした線が仕様書に書いてあるのはなんだとか。って、見りゃわかるだろ図面だよ!と事務に八つ当たりすることなく笑顔で、「図面です、長さと加工形状・材質を記載しています」と答えるわけです。相見積を事務が取ってくれるはずですが、今まで散々業者さんと打ち合わせて来た内容を図面も読めない人が相見積をとるのでこっちはたまったもんじゃないです。まぁ、国内では一社しかできないと思いますが。このやりとりの電話が1週間続くと、さすがにイライラしますね。

jjq303dev at 23:30│Comments(0)冷凍機 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール
日々徒然過ごしている研究員。

趣味は星、自転車、コーヒー。