2016年09月12日

周辺環境 4 「配線・配管」

物理学会前に冷凍機の周辺配線・配管の整備を行いました。こういうのは人手が要るので、関係するみんなで行いました。

まずはLakeshore 抵抗ブリッジ(温度計)を冷凍機の制御パネルから引きずり出して電気ラックの最上部に固定しました。結局周辺環境1で言っていたEthernet経由での通信にソフトウェアが対応していないということで(自分でコーディングする必要あり)、USBケーブルを10m程度引き回さなければなりません。USBはご存じ、ポーリング祭りでノイズをバシバシ出してくるので長距離の配線には向きませし、アースの隔離ができません。そこでUSB-Ethernet変換器を導入して、USBを除外しています。
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上から見た写真です。黒い太いケーブルは電気ラックの電源ケーブルで、未配線です。これはアイソレーショントランスに接続されます。
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周辺環境2で紹介したアイソレーショントランスフォーマをケーブルラックに固定する台です。トランスが頭上にあると、とても足回りがすっきりして良いです。まだ設置していませんが、この台の上に載せる予定です。
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次はこのボックスの配線です。上の箱を制御パネルから引きはがし配線しています。バッテリー内臓のこの箱から冷凍機のヒートスイッチやヘリウムの蒸留器へのヒータを印加します。冷凍機や私たちの測定はノイズに敏感ですので、制御パネルとこの箱は電気的にではなくエアチューブで繋がっています。5〜6気圧のエアチューブの圧力により制御パネルの信号を10m離れたこの箱に届けています。この配管を行いました。
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壁と配管との間をパテで埋めました。この壁の向こうに高圧のコンプレッサーやスクロールポンプがあり、ウォォンとうなります。隙間から漏れる音がこのパテにより軽減されています。上の配管はStillの配管(3Heリッチな気相)、下は真空槽を排気するための配管です。
名称未設定

こちらがポンプを格納する部屋の内側です。頭上のラックに巻かれて格納されているのが、無冷媒パルス管冷凍機の配管で、すごく重いです。その下にパルス管冷凍機のバルブヘッド制御用のケーブルがあるのですが、そこにはパルス状の数Aの電流が流れます。これによる電磁輻射を軽減するために80um程度のアルミ箔シールドを巻きました(疲れました)。壁沿いに巻かれているエアチューブは圧縮空気で、9気圧のコンプレッサーが直下にあります。この穴もきれいにパテで埋めてくれました。
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コンソール回りもすっきり整理しました。不用意にスイッチ操作を防ぐ防護カバーを導入しました。まだOAタップの配線が残っているのでケーブルとタップが置かれたままです。電源は配電盤から配線され、全て頭上のケーブルラック上にあります。
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まだまだやることたくさんですね。


jjq303dev at 23:30│Comments(0)冷凍機 

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プロフィール
日々徒然過ごしている研究員。

趣味は星、自転車、コーヒー。