2016年10月17日

周辺環境 6 「ノイズカットトランス」

後輩たちが、アイソレーショントランスを固定してくれました。

ケーブルラックの上に板を敷いてその上に固定してくれたのでラック自体は配線スペースとして使用できます。このように電源関係が頭上にあると、足元の配線がなくなるので昇降機を用いた移動やカートが簡単に出入りでき便利ですね。トランスとしてはノイズ絶縁性能の高い電研精機を採用しました。
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こちらは冷凍機に向かっての写真。トータルで3台を設置しました。
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ノイズカットトランスは絶縁トランスとしての意味を持って配置しています。この図のように配置します。最も左側にある接地線が保安接地となっており、感電防止のために必要な接地です。私たちはこの保安接地からスター状に測定器を配置します。そして測定器電源と測定器の間に絶縁トランスを入れ、接地をフロートします(図中接地Eは浮いているのが分かる)。

このセットアップで効果が高いのは、水色の点線で描かれたような接地線を含むループの形成を防ぐことができます。このようなループに特に1MHz以下の電磁波(磁束)が通るとアース線に電流が流れることになります。マイナス273度で実験している環境下では冷凍機の温度が上がったり、数百ピコ〜ナノボルトの微弱信号を計測していると大きなノイズ源となってしまします。電源回りの設計は全ての要ですから、やれることは全てやりたいです。

ここで大失敗でした。

(1)絶縁トランスの選定を任せてチェックを怠ったために、トランスに絶縁を選択するラグ板が無かったこと。これでは二次側の接地を浮かせることができません。普段買っているものにすれば良かった。

(2)そもそも図中左の保安接地を、工事していなかったこと。配電盤から引き出しておくべきでしたが業者に施工依頼することを失念しておりました。

ということで今日はここまで。

jjq303dev at 23:30│Comments(0)冷凍機 

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プロフィール
日々徒然過ごしている研究員。

趣味は星、自転車、コーヒー。