2017年03月29日

「超伝導同軸線」

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前回の増幅器に引き続き、超伝導同軸線を4Kの増幅器から混合器(最低温部=10mK)に導入します。混合器プレートにはアイソレータを組み込みました。アイソレータの必要性は前回述べたとおりです。アイソレータが他の部品に干渉する(当たるか当たらないか)ギリギリの設計で心配でしたが、うまく収まりました。

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増幅器下部の同軸線が超伝導線です。同軸線単体で購入して川島製作所という日本トップクラスのマイクロ波コネクタ加工業者にコネクタライズをお願いしました。何がすごいって半田を使わないコネクタなんです。機械加工によりネジを切り、ネジによるねじ込みによりコネクタが接合しています。ニオブチタンの超伝導線は表面が酸化しており半田が乗りにくいので普通は超音波半田ごてを使ったりします。この会社は半田を使わず、機械加工によりヒートサイクル(冷却の繰り返し)によって信頼性も向上しています。ちなみに超伝導同軸線は1本1mで1万3千円程度です。私たちは1mから2本分をとり、計3m使用しました。


jjq303dev at 23:30│Comments(0)冷凍機 

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プロフィール
日々徒然過ごしている研究員。

趣味は星、自転車、コーヒー。