量子ビット

2016年09月07日

量子ビットを設計する 2 「参入障壁」

さてさて、フランスからの学生さんが帰国した後すぐにカナダからの学生さんがインターンシップとして参加してくれています。彼の5か月間で、私たちのかなり重要である量子ビット系の設計をお願いしています。私たちの目標は5年で18量子ビットです。今年度中に4量子ビットをなんとか動かそうという話をしており、その設計を終着点としました。

さて前回は量子ビットの簡単な説明をしましたね。今、超伝導量子ビットは1999年の誕生から16年で、飛躍的な進化をとげました。その大きな理由に、メゾスコピック物理からの脱却があります。続きを読む

jjq303dev at 23:50|PermalinkComments(0)

2016年08月25日

量子ビットを設計する 1 「基本的な説明」

最近、目まぐるしく忙しいです。水面下でいろんなことが加速し始めていて、帰るとぐったりです。

忙しいのはさておき、フランスからの学生さんが帰仏しました。彼のテーマはずばり超伝導量子ビットの設計。いわば本丸、いえ天守閣の部分ですよね。人手が足りないのでインターンシップの学生さんに5か月で設計をお願いしておりました。

超伝導量子ビットの設計、難しそうに思うでしょう。もちろん、いいものを作ろうとするとそれなりの苦労がありますが、ほとんどの問題を古典的な電磁界計算に押し込めて、有限要素法(FEM)でばりっと計算すると、それなりのことが分かります。彼にはこの電磁界シミュレーションを担当してもらっていました。続きを読む

jjq303dev at 23:30|PermalinkComments(0)
プロフィール
日々徒然過ごしている研究員。

趣味は星、自転車、コーヒー。